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CoCTRPG「外宇宙わたし」PL エンドAロスト ネタバレ シナリオはまだ読んでない状態での感想 #[CoC感想]
誰にも見せない、歴史に残らない小説を書くこと、そこにも渦巻くエネルギーがあること、逃亡する女、私だけの世界。
歴史に残されずにここまで来て、世界の裏側に縛り付けられた女が、世界の表側に出るのではなく自分のための世界へ脱出することを望む。だけれども探索者は、ある部分は無視されていたとしてもある部分は見いだされここまで生きてきている探索者は、この世界にもどって今を、現実を生きていこうよという物語なのかなと感じた。
女PCで行ったのでかなり部長の気持ち(とPCが想像するもの)に引っ張られており、部長を開放したい→きれいは汚い汚いはきれい→退散=招来!?という思考回路で退散を望んで失敗してロストした。
冒頭の描写がめっちゃよくて、自身の小説をすごく理解してくれる存在が目の前にいる、でも、部長が存在しないことはわかっている、っていうのがよかった。自分のことを百パーセントわかってくれる人は存在しなくて、存在しないからこそ自分は言葉を尽くす必要があると考えているので。
でも、物語は祈りだから、「自分のことを、誰にも見せられなかった小説を読んでわかってくれる人がいたらいいのに」という祈りの夢を見ることはあって、そこに干渉してくるリリスという、当たり前の世界ではありえない存在というのがめっちゃ、めっちゃいいな……という。リリスはリリスだから部長になってくれたみたいな。
このひとはわたしとおなじおんななんだ、という思いでリリスに引っ張られてしまったけれど、PCは別に、歴史から抹消されているわけでもなくて、ライブとかやって元気に大学生をやっているわけで、全然「同じ」「おんな」ではないんですよね。「二柱の対立から逃れ、平穏な生活を取り戻す」という背景からもあるように、リリスとPCは無関係で。
ただそこで「誰にも見せない小説」という「おんな」的側面を持つものを介した接近、というのが、いいぜ!いいぜ……。
PCは「おんな」になったのかもしれないね。
どこか違うところへ行くということについて。
「自分は恵まれているからこう思っちゃいけない」という考え方につながっては危ういから強くは思わないけど、「結構やっていけている」という部分の多くには自分が知らない、気にも留めない人たちの力が働いているということをたびたび思っている。ので、少なくとも現代(日本在住)探索者はそのたくさんの人たち、ともすれば男たちに支えられて生きているわけで、そういった側面でここで描かれている「おんな」とは異なるんだよな。PCがどう思おうが、リリスと自分が共通する部分なんて本当はないのかもしれない。というか、あったとて、自分の生は自分の生だから、そこに戻る必要があるんだよな。
女が違う世界に消えてしまう話として印象に残っているのは「少女革命ウテナ」なんだけど、ここをどう、どうとどまるかが今の時代なのかな……って思っている。悪意もある、無視もされる、でもサーバーを管理してくれる人がいるから自分たちはSNSができる……みたいなことを考えている。
最後のトランプ、スペードのクイーンを選んだけど個人的に一番気になってたのはアナグラムの女王のやつです。
未だ謎な生還方法について
ニャルラトホテプ
リリスをとらえたままにしておく役割を背負わせる
→探索者の夢の中にい続けるってこと?退散に失敗するとこうなるのかな。だからいけにえみたいな。
リリス
外宇宙に行きたい。
最後の苔むした図書館が外宇宙で、招来でここに連れてきてあげるってこと?
自分
とにもかくにも夢のなかだから、退散によって夢の中にいるリリスを追い出すことで対立から逃れられる?
めちゃめちゃ面白かった!!!
畳む
誰にも見せない、歴史に残らない小説を書くこと、そこにも渦巻くエネルギーがあること、逃亡する女、私だけの世界。
歴史に残されずにここまで来て、世界の裏側に縛り付けられた女が、世界の表側に出るのではなく自分のための世界へ脱出することを望む。だけれども探索者は、ある部分は無視されていたとしてもある部分は見いだされここまで生きてきている探索者は、この世界にもどって今を、現実を生きていこうよという物語なのかなと感じた。
女PCで行ったのでかなり部長の気持ち(とPCが想像するもの)に引っ張られており、部長を開放したい→きれいは汚い汚いはきれい→退散=招来!?という思考回路で退散を望んで失敗してロストした。
冒頭の描写がめっちゃよくて、自身の小説をすごく理解してくれる存在が目の前にいる、でも、部長が存在しないことはわかっている、っていうのがよかった。自分のことを百パーセントわかってくれる人は存在しなくて、存在しないからこそ自分は言葉を尽くす必要があると考えているので。
でも、物語は祈りだから、「自分のことを、誰にも見せられなかった小説を読んでわかってくれる人がいたらいいのに」という祈りの夢を見ることはあって、そこに干渉してくるリリスという、当たり前の世界ではありえない存在というのがめっちゃ、めっちゃいいな……という。リリスはリリスだから部長になってくれたみたいな。
このひとはわたしとおなじおんななんだ、という思いでリリスに引っ張られてしまったけれど、PCは別に、歴史から抹消されているわけでもなくて、ライブとかやって元気に大学生をやっているわけで、全然「同じ」「おんな」ではないんですよね。「二柱の対立から逃れ、平穏な生活を取り戻す」という背景からもあるように、リリスとPCは無関係で。
ただそこで「誰にも見せない小説」という「おんな」的側面を持つものを介した接近、というのが、いいぜ!いいぜ……。
PCは「おんな」になったのかもしれないね。
どこか違うところへ行くということについて。
「自分は恵まれているからこう思っちゃいけない」という考え方につながっては危ういから強くは思わないけど、「結構やっていけている」という部分の多くには自分が知らない、気にも留めない人たちの力が働いているということをたびたび思っている。ので、少なくとも現代(日本在住)探索者はそのたくさんの人たち、ともすれば男たちに支えられて生きているわけで、そういった側面でここで描かれている「おんな」とは異なるんだよな。PCがどう思おうが、リリスと自分が共通する部分なんて本当はないのかもしれない。というか、あったとて、自分の生は自分の生だから、そこに戻る必要があるんだよな。
女が違う世界に消えてしまう話として印象に残っているのは「少女革命ウテナ」なんだけど、ここをどう、どうとどまるかが今の時代なのかな……って思っている。悪意もある、無視もされる、でもサーバーを管理してくれる人がいるから自分たちはSNSができる……みたいなことを考えている。
最後のトランプ、スペードのクイーンを選んだけど個人的に一番気になってたのはアナグラムの女王のやつです。
未だ謎な生還方法について
ニャルラトホテプ
リリスをとらえたままにしておく役割を背負わせる
→探索者の夢の中にい続けるってこと?退散に失敗するとこうなるのかな。だからいけにえみたいな。
リリス
外宇宙に行きたい。
最後の苔むした図書館が外宇宙で、招来でここに連れてきてあげるってこと?
自分
とにもかくにも夢のなかだから、退散によって夢の中にいるリリスを追い出すことで対立から逃れられる?
めちゃめちゃ面白かった!!!
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かなむらシナリオの話 CoCTRPGサザナミホテルネタバレあり #[CoC感想]
そこそこCoCTRPGをやったな~ってときに、「CoCTRPGをやってみたいけど知らないひとと話すのはハードルが高い」という友達がいて、私はこれまでPLしかやったことなかったけどその人たちと一緒に遊びたいな~と思ってシナリオを探して邪神見聞録を見つけたのがかなむらシナリオとの出会いなんですよね。
"クトゥルフ神話"TRPGというものについて、現段階では自分は「クトゥルフ神話のクリーチャー(これが正しい言い方なのかわからない程度の理解度なのですが)と人間の領域が重なるときに起こったことを体験するもの」だと思っていて、じゃあ何が起こってたの、という時にはやはり「自分たちが領域を重ねた相手はどういう存在だったのか」ということを知っていく楽しさがあるというのを体験してほしいな~とKPを始めるときに思っていた。
でも自分もそんなに知らないし……となったときに邪神見聞録を見つけて、ルルブと突き合わせて「こんな感じの存在のこういうところが出てる、ってことかな?」と考えるのが楽しくて、え~めっちゃありがたい!となっていました。
例えばサザナミホテル、風呂場で探索者が鏡に映る自分が一瞬インスマスに見えるというシーンがあるのですが、当時私はインスマウスの影を読んでいなかったので「なんでそう見えるんだろう?」って気になっていて。
ルルブを読んだら「交配をする」という記述があり、「もしかしたら自分にもインスマウスの要素が入っているのかもしれない」という予感が見せているのかな、と解釈していたんです。
その後しばらくたってインスマウスの影(創元推理文庫版)を読んで、結末を読んだ時に「!!!」という感動がありました。
原作を先に読んでても面白いし、あとによんでも面白いし、読むきっかけを作ってくれるというところが本当にいいなと思っています。
畳む
そこそこCoCTRPGをやったな~ってときに、「CoCTRPGをやってみたいけど知らないひとと話すのはハードルが高い」という友達がいて、私はこれまでPLしかやったことなかったけどその人たちと一緒に遊びたいな~と思ってシナリオを探して邪神見聞録を見つけたのがかなむらシナリオとの出会いなんですよね。
"クトゥルフ神話"TRPGというものについて、現段階では自分は「クトゥルフ神話のクリーチャー(これが正しい言い方なのかわからない程度の理解度なのですが)と人間の領域が重なるときに起こったことを体験するもの」だと思っていて、じゃあ何が起こってたの、という時にはやはり「自分たちが領域を重ねた相手はどういう存在だったのか」ということを知っていく楽しさがあるというのを体験してほしいな~とKPを始めるときに思っていた。
でも自分もそんなに知らないし……となったときに邪神見聞録を見つけて、ルルブと突き合わせて「こんな感じの存在のこういうところが出てる、ってことかな?」と考えるのが楽しくて、え~めっちゃありがたい!となっていました。
例えばサザナミホテル、風呂場で探索者が鏡に映る自分が一瞬インスマスに見えるというシーンがあるのですが、当時私はインスマウスの影を読んでいなかったので「なんでそう見えるんだろう?」って気になっていて。
ルルブを読んだら「交配をする」という記述があり、「もしかしたら自分にもインスマウスの要素が入っているのかもしれない」という予感が見せているのかな、と解釈していたんです。
その後しばらくたってインスマウスの影(創元推理文庫版)を読んで、結末を読んだ時に「!!!」という感動がありました。
原作を先に読んでても面白いし、あとによんでも面白いし、読むきっかけを作ってくれるというところが本当にいいなと思っています。
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わたしはかなむらシナリオが好きなんですけど、その理由として#[CoC感想]
シナリオ側でできる人をなるべく減らさないようにしていると感じているからなんですよね。
仲いい人としか行けないシナリオももちろん楽しいのは前提として、かなむらシナリオから提示される「どういう関係性でも」というのがPL同士がどういう関係性でも、ということを含むことも多い気がして、気楽に誘えるし、気楽に参加できる感じが……いいな~と思っています。ゲームという場をあまり閉じないようにしている感じが…。
私は友達がたくさんいるタイプでも「2PL(orタイマン)でずぶずぶになるぜ!」という関係をどんどんするタイプでもないので、こういうシナリオの存在が…とても…助かっています…
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シナリオ側でできる人をなるべく減らさないようにしていると感じているからなんですよね。
仲いい人としか行けないシナリオももちろん楽しいのは前提として、かなむらシナリオから提示される「どういう関係性でも」というのがPL同士がどういう関係性でも、ということを含むことも多い気がして、気楽に誘えるし、気楽に参加できる感じが……いいな~と思っています。ゲームという場をあまり閉じないようにしている感じが…。
私は友達がたくさんいるタイプでも「2PL(orタイマン)でずぶずぶになるぜ!」という関係をどんどんするタイプでもないので、こういうシナリオの存在が…とても…助かっています…
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